「上田綺世って、いま年俸いくらいなんだろう?」
代表戦や欧州の試合を見ながら、そんな疑問を抱いたことがある人は多いはずだ。
Jリーグ・鹿島アントラーズで頭角を現し、ベルギーでゴールを量産し、今はオランダの名門フェイエノールト。
日本を代表するストライカーが、どんなステップで「数億円プレーヤー」にたどり着いたのか。
その裏側を数字とストーリーで追っていくと、単なる成功談ではない「執念のキャリア」が浮かび上がる。
この記事では、
- 上田綺世の最新の推定年俸
- プロデビューから現在までの年俸推移
- 学歴・経歴が物語る“非エリート型エリート”の道のり
- 彼を支えてきた家族構成と背景
を、サッカーファン目線で掘り下げる。
数字だけでなく、そこから見えてくる「選手として、人としてのスケール感」までイメージしてもらえたらうれしい。
※年俸は公表されないため、現地メディアや報道をベースにした推定額として扱う。
上田綺世のプロフィール
結論から言えば、2026年5月現在、上田綺世は「日本人屈指の“総合力型ストライカー”」であり、27歳という年齢も含めて、キャリア的に“これからピークへ突入するタイミング”にいる。
基本プロフィール
・生年月日:1998年8月28日(現在27歳)
・出身地:茨城県水戸市
・身長 / 体重:182cm / 76kg
・ポジション:フォワード(センターフォワード)
・利き足:右
・所属クラブ:フェイエノールト(オランダ・エールディビジ)
・日本代表歴:A代表、東京五輪代表、W杯カタール大会メンバーなど
プレースタイルを一言でまとめるなら、
という印象だ。
裏への抜け出しの質、高さを活かしたヘディング、ギリギリの体勢からでも枠を外さないシュート技術。
派手なドリブルで魅せるタイプではないが、ゴールを奪うためのあらゆる要素を高レベルでそろえたストライカーと言える。
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上田綺世の年俸推移
まず気になる「今いくらもらっているのか」。
最新の推定では、フェイエノールトでの年俸は約2億円規模に到達していると見られている。
2019年の推定480万円から、わずか数年で“ゼロが一つ増えた”どころか、ゼロ二つ分の跳躍を見せた計算になる。
推定年俸の全体像
ざっくり整理すると、こうしたカーブを描いている。
- 2019年(鹿島/C契約上限クラス):約480万円
- 2020年:約1,000〜1,500万円
- 2021年:約1,500〜2,000万円
- 2022年(鹿島):約3,000万円
- 2022-23年(セルクル・ブルッヘ):約4,500〜5,000万円
- 2023-24年(フェイエノールト):約1億5,000〜2億円
- 2024-25年(フェイエノールト):約1億5,000〜2億円
- 2025-26年(フェイエノールト):約2億円規模(推定)
Jリーグの“育成枠”のような立場からスタートし、ベルギーでのゴール量産を経て、オランダの名門クラブで2億円クラス。
数字だけ見るとシンプルな右肩上がりだが、その裏には「海外1年目で22ゴール」という、もはやキャリアを一気に書き換えるレベルのインパクトがある。
鹿島アントラーズ時代:土台をつくった“年俸480万円”
2019年、法政大学在学中のC契約上限クラスで約480万円。
ここはあくまで“プロの入口”であり、本格的な稼ぎとは言えないゾーンだが、大学在学中に日本代表に選ばれていることを考えると、パフォーマンスに対しての年俸はかなり控えめだったとも言える。
その後、
- 2020年:1,000〜1,500万円
- 2021年:1,500〜2,000万円
- 2022年:3,000万円前後
と、数字としては穏やかだが、Jリーグの日本人若手FWとしては順当以上の伸び。
「Jで20点量産してから海外」ではなく、“伸びしろ”を残したま欧州に出て行ったことが、結果的に年俸の伸びを加速させたように見える。
| 年度 | 所属クラブ | 推定年俸(万円) | 備考 |
| 2019 | 鹿島アントラーズ | 480 | C契約上限クラス(法政大学在学中) |
| 2020 | 鹿島アントラーズ | 1,000〜1,500 | |
| 2021 | 鹿島アントラーズ | 1,500〜2,000 | |
| 2022 | 鹿島アントラーズ | 3,000 | ベルギー移籍前 |
| 2022-23 | セルクル・ブルッヘ | 4,500〜5,000 | 海外1年目 22ゴール |
| 2023-24 | フェイエノールト | 15,000〜20,000 | 移籍金 約15億円 |
| 2024-25 | フェイエノールト | 15,000〜20,000 | |
| 2025-26 | フェイエノールト | 20,000前後 | 2億円規模(推定) |
セルクル・ブルッヘ時代:4,500〜5,000万円で“未来への投資”
2022-23年、ベルギーのセルクル・ブルッヘ移籍時の推定年俸は4,500〜5,000万円。
日本の感覚だと一気に大金だが、欧州の“得点を取るために獲ったFW”としては、むしろミドルレンジのスタートと言っていい。
ここで22ゴールを叩き出したことが、年俸カーブを急角度に変えた最大の要因だ。
個人的にこのシーズンは、
「ストライカーはやはり“点を取ったやつが正義”」
という、シンプルかつ残酷な事実を思い知らされた1年だったと思う。
プレー内容も当然大事だが、FWは市場価値も年俸も、ゴール数という“通貨”で評価されるポジションだ。
フェイエノールト時代:2億円クラス+高額移籍金の説得力
2023年夏、フェイエノールトへ。
移籍金は約1,000万ユーロ(当時レートで約15億円)とも言われ、クラブ史上最高額クラスという報道も出た。
このレベルの投資が行われると、当然ながら年俸も跳ね上がる。推定では、
- 2023-24年:1億5,000〜2億円
- 2024-25年:1億5,000〜2億円
- 2025-26年:2億円前後(ボーナス込みでさらに上振れの余地)
と見られている。
移籍金と年俸は常に連動するわけではないが、
「15億円払って連れてきたストライカーに、ケチなサラリーは出さない」
というのが欧州トップクラブの感覚だ。
フェイエノールトでのパフォーマンス次第では、プレミアやブンデスといった“欧州5大リーグ”へ再ステップアップし、年俸3〜5億円クラスに入っていく未来も、十分に現実的なラインに入ってきた。

上田綺世選手の推定年俸推移(著者作成)
上田綺世の学歴と経歴
結論から言えば、上田綺世は“完全なエリートコース”ではなく、“落ちてから這い上がったエリート”だ。
中学年代でユース昇格に失敗し、高校・大学で磨き直し、それでもなお日本代表・欧州トップリーグにたどり着いている。
学歴:高校・大学を経て、大学中退でプロへ
出身校(学歴)
- 小学校:水戸市立吉田小学校 - 吉田ケ丘サッカースポーツ少年団でプレー
- 中学校:水戸市立第四中学校 - 鹿島アントラーズノルテJrユース
- 高校:鹿島学園高等学校
- 大学:法政大学(文学部)※3年時に中退しプロ入り
ポイントは2つある。
- 中学から鹿島の下部組織にいたにもかかわらず、ユース昇格を逃していること
- そこから高校・大学サッカーで結果を出し、大学在学中にプロ契約 & 代表選出までたどり着いていること
日本サッカー界では「Jクラブのユース→トップ昇格」が王道に見えがちだが、上田の場合は一度そのレールからこぼれ落ちている。
それでも諦めず、コツコツと得点という形で評価を積み上げた結果、法政大学から鹿島内定、日本代表、欧州挑戦と、一気に扉が開いた。
個人的には、この「ユース昇格失敗→大学経由でプロ」というルートが、いま多くの若手選手に現実的な“第2ルート”として希望を与えていると思う。
経歴:鹿島からベルギー、そしてオランダの名門へ
クラブ経歴の流れ
- 2019〜2022年:鹿島アントラーズ
法政大サッカー部を退部し、前倒しでプロ契約
J1で着実にゴールを積み重ね、日本代表にもコンスタントに選出
- 2022〜2023年:セルクル・ブルッヘ(ベルギー)
初の海外挑戦
2022-23シーズン、リーグ戦22ゴールで得点ランク2位
この“22”という数字が、市場価値・年俸を劇的に押し上げた
- 2023〜現在:フェイエノールト(オランダ)
クラブ史上最高額クラスの移籍金で加入
エールディビジだけでなく、CL・ELといった欧州カップ戦でも経験を積む
日本代表では、
2019年コパ・アメリカでA代表デビュー。東京五輪、カタールW杯と、主要な国際大会のピッチも経験している。
ここまで見てくると、年俸推移は単なるお金の話ではなく、
「挫折を抱えたストライカーが、“ゴール”という最も説得力ある実績で世界をこじ開けてきた記録」
として読むことができる。


上田綺世の家族構成
家族構成だけを先にまとめると、
父・母・姉・綺世の4人家族+現在は妻を迎えた“5人目のファミリー”
という形になる。
派手さよりも「地に足のついたサポート」が印象的な背景だ。
家族構成の概要
- 父
- 母
- 姉
- 本人(綺世)
- 妻:由布菜月さん(モデル)
※2026年時点で、公表されている範囲では子どもの誕生は発表されていない。
父:サッカー経験者の“最初の指導者”
父・上田晃さんは、社会人サッカーでプレーしていた経験者。
単なる送り迎えではなく、実際に指導者として関わっていた“サッカー父”だ。
- 少年団の年代から練習に付き合う
- 技術だけでなく、メンタリティや姿勢の部分も厳しく教える
名付けに込めた思いや、元日本代表ストライカーへの憧れなども語られており、「綺麗な世の中を自分で切り拓いてほしい」といったニュアンスが名前に込められているとも言われる。
正直なところ、ここまでゴールへの嗅覚を持ったストライカーが家庭から生まれると、「やっぱり土台に“サッカー親父”がいるのか」と妙に納得させられる。
母:食事と生活を支えた“見えないベース”
母親は一般の方のため詳細情報は少ないが、
- 成長期の食事
- 遠征や試合の日程に合わせた生活サポート
- メンタル面での支え
といった、選手人生の“ベース”に当たる部分を一手に引き受けてきた存在だ。
インタビューでも、体づくりや食事面の話になると母親の影が見え隠れすることが多く、ストライカーのフィジカルとコンディションは、家庭のキッチンから生まれていると感じさせる。
姉:公には出ないが、陰のサポーター
姉も一般の方のため情報は多くないが、家族全員で海外挑戦を応援しているエピソードからは、静かながら強い後押しが伝わってくる。
兄弟姉妹がいる選手にありがちな「良きライバル」的な関係性も、幼少期の綺世を成長させる要因のひとつだったかもしれない。
妻:モデル・由布菜月さんという“もう一人のプロ”
そして、いま最も注目を集めている家族が、モデルの由布菜月(ゆふ なつき)さんだ。
- 2022年2月に結婚を公表
- モデルとしてキャリアを持ち、自身も“表舞台で戦うプロフェッショナル”
- SNSやYouTubeで、ときおりオランダでの生活や夫婦の様子を発信
ヨーロッパでプレーする日本人選手にとって、現地で支えてくれるパートナーの存在は、年俸以上に重要なファクターと言っていい。
言語、食事、生活リズム、時差、メディア対応…。選手一人では到底さばきれない要素を、二人三脚でこなしている。
個人的には、「モデル×プロサッカー選手」という組み合わせ以上に、「お互い“見られる職業”同士」という点で、メンタルの共有がしやすい理想的なパートナーシップに見える。
| 家族・関係 | 特徴・メモ |
| 父(晃さん) | 社会人サッカー経験者。少年団時代の指導者でもあり、技術と精神の両面を叩き込んだ「最初の師」。 |
| 母 | 食事や生活面を支え続けた「コンディショニングの要」。現在の強靭なフィジカルの土台を作った存在。 |
| 姉 | 一般の方ながら、幼少期からの良き理解者。家族全員で海外挑戦を後押しする温かいサポーター。 |
| 本人(綺世) | 鹿島アントラーズから欧州へ。日本を代表するストライカー。 |
| 妻(由布菜月) | モデル。2022年に結婚。オランダでの生活を支え、共にプロとして歩む理想的なパートナー。 |
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理しておきたい。
- 2026年5月現在、上田綺世の推定年俸は約2億円規模
- 2019年の約480万円から、鹿島→ベルギー→オランダと、ゴール数とともに右肩上がりの年俸カーブを描いてきた
- 中学年代でユース昇格に失敗しながらも、高校・大学サッカーを経て、大学中退でプロ入りという“遠回りのようで最短だったルート”を歩んでいる
- 家族構成は父・母・姉+妻。
父は社会人サッカー経験者として“最初の指導者”
母は食事と生活面のベースを支え、
妻・由布菜月さんは、欧州生活をともに戦うもう一人のプロとも言える存在
年俸という数字は、ただの金額ではなく、
「ゴール」「移籍」「挑戦」「家族の支え」といった要素が複雑に絡み合った“結果のラベル”だ。
27歳の今は、ストライカーとしてちょうど脂が乗り始める時期。
この先、フェイエノールトでの結果次第では、プレミアリーグやブンデスリーガといった舞台で、年俸3〜5億円クラスに跳ね上がる可能性も十分にある。
「480万円から始まったストライカーの物語は、どこまでゼロを増やしていくのか」
それを見届けるのが、これから数年の日本サッカーファンに与えられた、最高に贅沢な楽しみのひとつだと思う。

