上谷沙弥のアイドル時代とすっぴん素顔─ステージの端からプロレス界のセンターへ

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「令和の極悪女王」が、元バイトAKBの“端っこ要員”だったって知ってた?

オーディション100連敗、アイドルで落ちこぼれ扱いされてた子が、いまやプロレス界のセンター。

すっぴんもアイドル期の写真も追いかけていくと、「選ばれなかった側」の執念がどれだけエグいか、じわじわ見えてくる。

このブログでは、そのギャップと裏側を遠慮なく掘っていくから、ちょっと腰据えて読んでみてほしい。

上谷沙弥のプロフィールから見えてくる「ただ者じゃない感」

上谷沙弥。スターダム所属、1996年11月28日生まれ、神奈川県出身。身長168cm、58kg。リング上では「沙弥様」「ゴールデンフェニックス」の二つ名で呼ばれてる。

今はヒールユニット「H.A.T.E.」の一員で、“令和の極悪女王”なんて物騒なキャッチコピーまでついてるけど、もともとのバックボーンはアイドルとダンサー。EXILEのサポートダンサー経験者で、しかも世界大会ヒップホップ部門2位。冷静に考えると、普通にダンサー一本で食っていけそうなレベル。

でも、彼女が選んだのは女子プロレス。しかも今や、ワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)を腰に巻き、STRONG女子のタイトルも保持(2026年1月まで)していたトップ中のトップ。2025年度の「プロレス大賞」で、女子選手として史上初のMVP受賞。女子プロの枠を完全に飛び越えて、業界全体の“今の顔”になっている存在。

ここまで聞いただけでも、なかなかのシンデレラストーリーなんだけど、面白いのは「スタート地点」が決して華やかじゃなかったところなんだよね。

上谷沙弥の経歴ざっくり ─ ルーキーからMVPまでの最短距離

2019年8月、後楽園ホールでプロレスデビュー。同年の「ルーキー・オブ・スターダム」でいきなり優勝して新人王。ここでまず一発、才能の片鱗を見せる。

その後しばらくは、スターダムの名門ユニット「クイーンズ・クエスト(QQ)」の中心選手として台頭。技もキャラも、“正統派エース候補”の王道コース一直線って感じだった。

そこから一気にギアを上げたのが、ワンダー・オブ・スターダム王座(白いベルト)を取ってから。15回防衛というエグい記録を打ち立て、「あ、これは一時のブームじゃなくて、本物の大黒柱になるやつだ」と誰もが確信したフェーズ。

そしてワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)も戴冠。2025年にはプロレス大賞MVP&女子プロレス大賞をW受賞。表彰式の時点で、もう「次元が一段違う存在」になっていた感じがあった。

で、その“光の象徴”みたいだった彼女が、2024年から一転してヒールユニット「H.A.T.E.」に転身。ここから「令和の極悪女王」モードに入るわけだけど、これがまた似合う。美人だからこそ、悪役になったときの説得力が倍増するやつ。

今はタイトルを引っ提げて地上波の試合中継まで実現させていて、単に強いレスラーってだけじゃなく、「女子プロレスを社会に押し出していく側」のプレイヤーにもなっている。2026年2月20日に出る自伝のタイトルが『アイドルで落ちこぼれだった私がプロレス界のセンターに立った話』っていうのも象徴的で、もはや“勝者の物語”を自分で回収しにきてる。

上谷沙弥の学歴とダンスのバックボーン

細かい学校名までは公表されていないけど、高校時代にすでにEXILEのサポートダンサーをやっていて、ダンス世界大会ヒップホップ部門で2位を取っている時点で、学校生活はかなり「ダンス中心」だったはず。

いわゆる進学校→大学→就職、みたいなレールからは完全に外れていて、「身体で勝負する」道を10代のうちから選び切っているタイプ。勉強ではなく、運動神経と表現力を武器に生きる覚悟を、かなり早い段階で決めていた印象がある。

今リングで見せている、ブレない体幹とぶっ飛んだ跳躍力は、間違いなくこの時代の“基礎練”のたまもの。プロレスラーとしての動きが、単なる運動神経じゃなく「ダンサーとしての美しさ」を伴っているのが、上谷の大きな魅力のひとつだと思う。

上谷沙弥のアイドル時代の主な活動歴

バイトAKB時代 ─ 端っこで踊る「その他大勢」

最初のアイドルキャリアは、2014〜2015年の「バイトAKB」。時給1,000円でAKB48の公演に参加する、期間限定企画の第1期生として合格している。

活動期間は2014年8月〜2015年2月までの約半年。AKB48劇場のバックダンサー的ポジションでステージに立っていた。同期にはNGT48の西潟茉莉奈、HKT48の松岡はななど、のちに本体グループでブレイクしていくメンバーもいたわけで、環境としてはかなり“チャンスのある端っこ”だった。

ただ、本人いわくこの頃はあくまで「端っこで踊っていただけ」。センターとかメインボーカルとか、そういう“真ん中の席”には一度も手が届かなかった。半年の契約満了とともにユニットは解散し、夢も一度リセットされる。

正直ここだけ切り取ると、「よくいる元バイトAKBの一人」で終わっても不思議じゃなかったはずなんだよね。

オーディション地獄と100回の不合格

バイトAKB解散後も、上谷はあきらめきれずにオーディションを受けまくる。AKB48本体を含め、数えきれないほどのタレント・アイドル・女優オーディションに挑戦し、結果は「約100回落ちた」。

100回って数字がもうエグい。普通なら10回落ちたあたりでメンタル折れる。彼女自身、「自分には才能がない」「華がない」と思い込むほど、劣等感まみれになっていく。

ここで好きなのは、「それでも完全にはやめきれなかった」ところ。EXILEのサポートダンサーをしていて、世界2位の実績もあるのに、それでも“アイドルとして”の成功にこだわり続けてしまう、このしつこさ。後から振り返ると、このしつこさこそが、プロレス界のセンターになった原動力なんだよなと思う。

スターダム★アイドルズ ─ プロレスとの運命的な交差点

2018年、スターダムがプロデュースするアイドルユニット「スターダム★アイドルズ」の第1期生オーディションに合格。ここで初めて、アイドル活動とプロレスがガッチリ交わる地点に立つ。

このユニットは、アイドルとして歌って踊るだけじゃなく、プロレスの要素を取り入れた“ハイブリッド企画”。そこで出会ったのが、中野たむをはじめとする“アイドル兼レスラー”の先輩たち。

リング上で命削るような闘いを見て、さらに自分でもプロレスの練習を始めて、「あれ、もしかして自分の身体能力って、アイドルよりプロレスのほうがちゃんと評価されるんじゃない?」と実感していく。ここが大きな転機。

2019年、スターダムのプロテストに合格し、本格的にレスラー転向へ。ここでようやく、長かった“アイドルとしての未練”に区切りがつくことになる。

上谷沙弥のアイドル時代のビジュアル ─ 清楚系から極悪女王へ

17〜18歳の黒髪ロング、「正統派美少女」期

バイトAKB時代の彼女は、とにかく「黒髪ロングの清楚系」。チェックの制服衣装に身を包み、いかにもAKB的な“王道アイドル”の枠にぴったりハマる見た目をしていた。

今のリング上の姿から入った人が当時の写真を見ると、「え、同一人物?」って感じになると思う。顔立ちは変わってないんだけど、雰囲気が完全に別物。守ってあげたくなるような、ふわっとした空気感のあるビジュアルだ。

スターダム★アイドルズ時代のふりふり衣装

2018年前後の「スターダム★アイドルズ」の写真を見ると、今より少し幼い顔立ちで、ピンクや白ベースのフリフリ衣装。メイクもかなりナチュラル寄りで、「悪役」要素はゼロ。

この頃の上谷を知っていると、今の“極悪女王モード”はほぼ真逆のキャラ。にもかかわらず、どちらも似合ってしまうのが恐ろしいところ。結局のところ、素材が良いと振り幅が無限になる。

ラヴィット!出演時の「現代の正統派アイドル」

2025年のハロウィン前後には、『ラヴィット!』出演に合わせて久々の本格アイドル衣装をSNSにアップしていて、これがまた破壊力バツグン。

「もし上谷沙弥が現代の正統派アイドルだったら」というテーマ通り、清楚でキラキラした衣装+控えめメイク。ファンからは「ギャップの暴力」「これで再デビューしても普通に売れる」みたいなコメントが飛び交っていた。

ここまでくると、上谷の場合「アイドルを辞めた」のではなく、「アイドルを超える表現の場としてプロレスを選んだ」と言ったほうがしっくりくる。

写真集『White』に残る“アイドルの残り香”

ワンダー・オブ・スターダム王者時代に発売された写真集『White』には、リングでの凛とした姿だけじゃなく、アイドル時代を思わせる透明感あるグラビアも収録されている。

強さと儚さの両方が同居している感じで、「この人、やっぱりアイドルで終わる器じゃなかったな」と改めて思わされる内容。ビジュアルだけで見ても、女子プロレスラーという枠を超えたポテンシャルを感じる。

上谷沙弥のすっぴん画像について ─ アイドル時代から変わらない“素地の強さ”

アイドル期の完全な“すっぴん写真”は、職業柄ほとんど出回っていない。バイトAKB時代もスターダム★アイドルズ時代も、公式の写真は基本的にメイクあり。

ただ、AKB時代のナチュラルメイクはほぼ“すっぴんに近い”レベルで、黒髪&薄メイクの写真を見ると、顔の骨格や目鼻立ちの良さがよく分かる。

最近のSNSでは、2025年7月ごろに上げた「ほぼすっぴん」のオフショットが特に話題になった。「誰かわからなかった」「アイドル時代よりかわいい」なんて声も多くて、正直ヒールメイクのときより若く見えるくらい。

面白いのは、アイドル時代と今とで、顔そのものはほとんど変わっていないのに、“自己肯定感の高さ”みたいなものが表情に滲み出ていること。すっぴんの写真ですら、「私は今、センターに立ってる側の人間だ」という自信が見える。

上谷沙弥がプロレスの世界へ転向した理由 ─ 「才能がない」から始まった逆転劇

上谷がアイドルから完全にプロレスへ舵を切った理由をざっくり一言でまとめると、

「アイドルとしては選ばれなかったけど、プロレスなら自分が主役になれる」

この感覚に気づいてしまったから、だと思う。

バイトAKBは期間限定企画で、2015年2月に解散。そもそも“ゴール”がある活動だったとはいえ、自分は端っこから一度も抜け出せないま終わった。そこからのオーディション100連敗。普通なら「芸能界は向いてなかった」で諦めてもおかしくないところ。

でも上谷は、スターダム★アイドルズをきっかけに、プロレスという新しいフィールドに触れた瞬間、「自分のダンス力と運動神経が、ここなら武器になる」と気づく。

アイドル時代は、“見た目の華”とか“歌声”とか、目に見えにくい要素で評価される世界で、どうしても埋もれてしまった。でもプロレスは、飛んだ高さ、技の精度、気持ちの強さが、そのま歓声の大きさに直結する競技。

「自分がちゃんと評価される場所」が見つかってしまったら、もう戻れない。中野たむたち先輩レスラーの闘いを見て、「アイドルじゃなく、一人のレスラーとしてセンターを取りにいく」と決意したのは、むしろ自然な流れだったと思う。

本人も「アイドル時代は落ちこぼれだったけれど、プロレスがあったから今の自分がいる」と語っていて、“挫折を持った人間にしか持てない強さ”を、ちゃんと自分の燃料にしている感じがある。

上谷沙弥 「端っこ」から「センター」へ ─ ゴールデンフェニックスの覚醒

劣等感をエンジンに変えた瞬間

アイドル時代の上谷は、とにかく「選ばれない側」だった。ステージの端、バックダンサー、オーディションの不合格通知。自分でも「主役にはなれない人間なんだ」と思い込んでいた。

そんな彼女が、スターダムのリングで初めてスポットライトを浴びる。高く飛ぶ、激しくぶつかる、新人離れした運動神経。それを見た観客が、自分個人に向けて送ってくれる拍手と歓声。

この体験は、たぶんアイドルとしての何百回分の“コール”よりも、彼女の心に刺さったはず。「あ、自分、ここならセンターまで行けるかもしれない」と。

「ゴールデンフェニックス」としての飛翔

デビューからの成長スピードは異常の一言。白いベルトを取り、15回防衛という記録を打ち立てたあたりから、すでに“ただの有望株”ではなく、「団体を背負う顔」の域に入っていた。

フェニックス・スプラッシュ、スター・クラッシャー、フランケンシュタイナー、スワンダイブ式プランチャ…。どの技もダンサーとしての感覚が活きていて、「技の切れ味」と「見映えの美しさ」が同居している。

かつてはステージの端っこで踊っていた身体が、いまやリング中央で空を舞っている。このコントラストが、彼女のストーリーをよりドラマチックにしている。

プロレス大賞MVP ─ 業界全体のセンターへ

2025年度、「プロレス大賞」MVPを女子選手として史上初受賞。これはスターダム内や女子プロレス内の話ではなく、「日本のプロレス界全体の年間MVP」だから、意味がとんでもなく重い。

アイドル時代、端っこで踊っていた“その他大勢”の一人だった女の子が、プロレス界全体のセンターを取る。物語としてあまりにも綺麗すぎるけど、それを現実にやってのけているところが恐ろしい。

光から闇へ、それでもセンター

そして今の彼女は、ヒールユニット「H.A.T.E.」で“令和の極悪女王”として君臨中。かつては白いコスチュームで光を振りまいていたレスラーが、今は黒いオーラをまとい、ブーイングすら歓声に変えてしまう存在になっている。

上谷の面白いところは、「善玉だろうが悪玉だろうが、自分が真ん中にいればそこがセンター」という感覚を手に入れたこと。光のセンターも、闇のセンターも、どちらも自分のものにしてしまった。

2026年2月に発売される自伝『アイドルで落ちこぼれだった私がプロレス界のセンターに立った話』では、その哲学や裏側の苦しみがたっぷり語られるはずで、正直これを読まずに上谷を語るのは、もはや失礼なレベルだと思う。

まとめ ─ 上谷沙弥 「選ばれなかった人」に刺さるチャンピオン

上谷沙弥のストーリーって、「最初から才能を約束されていた天才」の話じゃない。何度オーディションを受けても落ちて、ステージの端で踊ることしかできなかった“選ばれなかった側”の人間が、諦めきれなかった執念と場所選びのセンスで、ついにセンターを奪い取った物語。

アイドル時代の可憐なビジュアルも、SNSで見せるすっぴんに近い素顔も、リングで暴れ回る極悪女王モードも、全部ひっくるめて「上谷沙弥」という一人の表現者になっている。

「アイドルを諦めたから今がある」のではなく、「アイドルで挫折したからこそ、センターへの執着心が常人離れしていた」。その執着心が、フェニックスの翼になって彼女をプロレス界の頂点まで運んだ。

ステージの端っこから、プロレス界のど真ん中へ。

自分は選ばれなかった、主役になれない──そう感じたことがある人ほど、上谷沙弥の試合と生き方は、ちょっと刺さりすぎるはずだ。

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